プレジャーシャンプー

■よいシャンプーの秘密その1■
　　シャンプーは、シンプルなものを

最近ではリンスインシャンプーが常識になりつつありますが、もともとシャンプーの洗浄力は、毛髪から脂、スタイリング剤、ほこりなどを取るために、マイナスイオン効果の成分を配合して作られています。
一方、リンスやトリートメントは、毛髪に潤いやハリを与えるため、プラスイオン効果を持った薬品が配合されています。この相反する成分を洗浄目的のシャンプーに配合すると、洗浄力が落ちてしまい、さまざまな問題点が起きてしまうのです。

たとえば抜け毛などは、毛根から頭皮にあふれた脂が毛穴につまって固まることが原因のひとつです。頭皮は体の中でもっとも脂の分泌量が多いため、シャンプーの洗浄力が弱いと、しっかり取り去ることができません。結果的に抜け毛などが増えてしまいます。シャンプーはシャンプーらしい洗浄力を持つことが大事です。トリートメントはシャンプーで洗浄した後にきちんとする、これが基本です。

■よいシャンプーの秘密その2■
　　泡にこだわる

シャンプーにとって、泡は大事なものです。泡は、毛髪同士がこすれる際に発生する摩擦を緩和する、潤滑剤の働きをしてくれます。泡が少ないと摩擦が大きくなり、毛髪表面のキューティクルが剥がれ落ちてしまいます。泡は多くたつほど、摩擦が少なく、髪にやさしいシャンプーなのです。
さらに泡の性質も重要です。泡には細かい泡と荒めの泡があり、荒めの泡はすぐに消えてしまいます。きめ細かく粘りのある泡は、毛髪の摩擦をさらに和らげ、髪を守ります。

通常のシャンプーは、4ccの洗剤で250倍にあたる1000ccの泡ができるのが基本です。エイレックでは、シャンプーの泡が今までの1000ccから1500ccになるように独自の工夫で開発しました。泡の性質も、従来のシャンプーと比べて粘りのある、細かでシルキーな泡を実現しています。1年間に何十万回もこすれあう刺激から髪を守るために、泡がしっかり働きます。

■よいシャンプーの秘密その3■
　　アルコールを使わないシャンプー

一般に、アルコールとタンパク質の相性はよくありません。アルコールは水分を揮発させるため、保湿成分を損ない、毛髪のタンパク質を劣化させます。その結果、毛髪のツヤがなくなり、強度も低下してブラッシングなどによる切れ毛などが多くなってしまうのです。シャンプーに含まれる香料は、濃縮した香りの素をアルコールで希釈し、揮発させて香りを広げます。
この香料を使わないシャンプーこそ、理想のシャンプーといえます。

香料に変わる素材として、行き着いたのがオレンジオイルなどの植物性オイルです。オレンジには皮にオイルがたくさん含まれており、そのオイルの中にオレンジの香りが充満しています。フルーツの香りは水溶性でなく、脂溶性です。この脂溶性の香料こそが、私たちが捜し求めていた理想の香料でした。アルコールを使わない芳醇な香りと毛髪へのやさしさを兼ね備えた、理想のシャンプーを作る素材なのです。

■よいシャンプーの秘密その4■
　　主原料はやっぱりアミノ酸

シャンプーの原料の界面活性剤には、主に3つの種類があります。もっともポピュラーな高級アルコール系原料、環境にもっともやさしい石けん原料、そしてアミノ酸系原料の3種類です。その中で、理想のシャンプーを作るために選んだのは、アミノ酸系の界面活性剤です。その理由は、バランスです。安全性、使用感、仕上がり感、そして環境への配慮の面で、もっともバランスがすぐれた素材がアミノ酸系の原料なのです。

一般には石油原料がもっとも安全だといわれますが、シャンプーとしての使用感や、仕上がり感などが満足できません。また高級アルコール系原料は、使用感が大変よく、安価なためにメーカーが使いやすい素材ですが、環境の面では合格点は出ません。また、刺激が強すぎ、長期常用テストを行うと次第に毛髪が劣化する結果が出ています。髪にやさしく、環境にもやさしい、美を損なわないバランスにすぐれた素材、それがアミノ酸系の原料のすばらしさです。