美容・健康に人気のミネラルビタミン情報
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実は生きていくにも不可欠なほど大切な栄養素 |
ビタミンではビタミンCやビタミンA、ビタミンE、ビタミンB群、ミネラルではカルシウムや鉄分が一般的には知られていますが、身体が必要とする重要なミネラルやビタミンは他にもたくさんの種類があります。
ビタミン・ミネラルは微量栄養素ともいわれ、ごく少量で体を機能させており、とても重要な栄養素なのです。生命にとって生きるためには不可欠なほど大切な栄養素です。
しかも体内では生産できないものもありますから、食べ物から摂取するのが主な摂取方法です。
とくにミネラルは鉄分や亜鉛、カルシウムもそうですが、これらは金属にもありますね。これらはFeやCaなど化学記号でも表わせる元素なのです。腸内細菌のなかにはビタミンを合成してくれるものもおりますが、ミネラルは元素ですから、体内で合成することは不可能なのです。
では、生きるために不可欠な栄養である大切なビタミンやミネラルが極端に不足してしまうと、私達の身体はどうなるのでしょうか。
すると身体がうまく機能しなくなり欠乏症になるのです。例えばビタミンB1が不足するとなる「脚気(かっけ)」は有名ですね。くる病はビタミンD1不足です。
腸性肢端皮膚炎という皮膚の病気は亜鉛不足が原因です。皮膚は約1ヶ月に1度、古いものから新しい皮膚へ入れ替わっています。亜鉛というミネラルは皮膚の形成に関わっていますから亜鉛が足りなくなれば、皮膚にの健康に影響がでます。
セレニウムというミネラルは不足すると心臓に障害をもたらすことが分かっています。
主なミネラル |
不足すると起こる栄養障害 |
カルシウム |
骨粗鬆症、発育不良、くる病、不眠症、神経症、ゼンソク、アレルギー性鼻炎 |
マグネシウム |
心筋梗塞、動脈硬化、ケイレン、神経過敏、抑うつ症、不整脈、尿路結石 |
ナトリウム |
現代で不足することはほとんどない |
カリウム |
心臓発作、便秘、腎不全、ガン、関節炎 |
亜鉛 |
発育不良、性機能低下、傷が治りにくい、味覚障害、腸性肢端皮膚炎 |
鉄 |
貧血、食欲不振、無力感、舌炎 |
セレニウム |
発ガンのリスク増、筋力低下、白内障、心臓への影響 |
バナジウム |
コレルテロールの増加、動脈硬化 |
主なビタミン |
不足すると起こる栄養障害 |
ビタミンA |
感染(免疫低下)・乾燥肌・視力低下・胃炎・ニキビ |
ビタミンB1 |
いらいら・学習能力低下・慢性疲労・筋力低下・むくみ |
ビタミンB2 |
オイリー肌・目のかゆみ、まぶしさ・唇のヒビ |
ビタミンB3 |
不安感・下痢・皮膚炎・めまい・舌炎・食欲減退 |
ビタミンB5 |
居眠り・起きられない・不眠・風邪をひきやすい |
ビタミンB6 |
いらいら・脂性皮膚炎・湿疹・むくみ・しびれ |
ビタミンB12 |
貧血・記憶力低下・睡眠障害 |
ビタミンC |
歯茎の出血・風邪をよくひく・シミ・シワ・アレルギー・貧血 |
ビタミンD |
カルシウム欠乏 |
ビタミンE |
冷え性・肌の染み・肩こり・頭痛・生理痛 |
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必須ミネラルには身体の構成や肌や体の細胞の新陳代謝(生まれ変わり)、タンパク質や酵素の形成という大事な役割もあります。
さらに体を動かすという今、あなたがしてるその行為にも必要なのです。例えば筋肉に力を入れようとするとき、血液中のカルシウムが筋肉の細胞内に入って緊張を高めて力を入れることができるのです。反対に筋肉の緊張を解くのはマグネシウムです。何気ない行動をするにもミネラルが不可欠なのです。
ミネラルには、栄養素の必須ミネラルと有害重金属の有害ミネラルがあります。水銀やヒ素、鉛、ニッケル、アルミニウムなどが有害重金属=有害ミネラルです。必須ミネラルは有害重金属の害を抑制することもできます。また必須ミネラルは有害重金属の影響で体外に排出されてしまうこともありますので、そのときには多く摂取する必要もあります。
有害重金属について詳しくは有害物質対策をご覧ください
このように大事なビタミン、ミネラルですが、現代生活では睡眠不足、食品添加物、農薬、環境汚染された食材、食生活、ストレスなどの影響により不足しがちなのです。
今の日本は飽食時代で食べ物はたくさん余るほどあり、栄養失調などほとんど起こらない日本ですが、体が本当に必要なビタミンとミネラルが不足、またはバランスが崩れてしまっているのです。
化学肥料で栽培された野菜やインスタント食品はもともとビタミン、ミネラルが不足していますし、それらに含まれる添加物がビタミン、ミネラルの効果や吸収を阻害すること、有害重金属の影響などがその理由です。これはもはや一種の栄養障害といえるでしょう。
過不足など乱れたミネラルバランス
毛髪分析より
とくに摂取量だけではなくバランスも大切なのです。ミネラルやビタミンは過剰に摂取すればよいものではありませんので、サプリメントで摂取する際にはよく選びましょう。
添加物の含まれているビタミン剤も多いですし、身体に吸収されにくいのであれば摂取しても意味がありません。
ビタミンはミネラルがないと栄養素としてうまく機能しないのですし、ミネラルは各ミネラル同士のバランスによって、機能を発揮したり、阻害したりします。単独のミネラルの摂取しすぎは逆効果になるということもあります。
このようにビタミン、ミネラルにはそれぞれ意味がありますから、どれが効くというよりは、納得できる説明のある健康食品のなかから自分にあったものを選ぶようにしましょう。
ただし、あくまでサプリメントは補助的なものですから、ふだんの食事をよりよく、バランスよくするように心がけることが一番大切です。
<ミネラルの過不足や有害重金属は毛髪分析で検査できます>
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体内の毒素「有害重金属・有害ミネラル」を髪の毛から検査する毛髪検査
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ドクターズデータ社(DDI)提供
毛髪分析
らべるびぃ予防医学研究所
毛髪ミネラル検査
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お母さんには絶対おすすめ!子どものためにもミネラル・ビタミンの摂取を!
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妊娠して赤ちゃんができた場合には、お母さんと赤ちゃんと二人分のビタミン、ミネラルが必要にもなります。お母さんのビタミン、ミネラルが不足すれば、当然赤ちゃんも不足してしまいます。子どもが元気に育つためにもビタミン、ミネラルを充分に摂取することが大切なのです。
ビタミン、ミネラルが不足しがちな現代だからこそ、その必要性が問われています。 |
そのため妊娠中の妊婦さん、授乳中のお母さんにはミネラルとビタミンが不足しないようにしましょう。
また、精神的な安定にもミネラルが関わっているのではないかという説もあります。キレる子どもにならないためにもミネラルが重要視されています。
スポーツするにはミネラル・ビタミンの摂取を!
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スポーツをするにもビタミン、ミネラルは重要です。ビタミン、ミネラルが不足していれば、体の機能を100%発揮していない状態です。充分あれば、体の機能がきちんと働きますから、スポーツで活躍するにも有効なのです。
ビタミン、ミネラルは体内で使われた後、排出されてしまいます。スポーツのように激しい運動をすると、よけいにビタミンやミネラルを消費、排出しますから、それらを必要なだけ補う必要があります。 |
■高タンパク質食品よりもミネラル、ビタミン重視が大切
プロテインなどで高タンパク質の食生活をしている人がいますが、タンパク質のとりすぎはカルシウムを体外に排出しやすくなってしまいます。消化のときに体に負担がかかってしまうためです。そのためスタミナ不足の原因にもなります。
しかもタンパク質の合成には亜鉛やマグネシウムなどのミネラルが必要なのです。プロテインだけの偏った摂取ではいけないのです。
さらにビタミンやアミノ酸はミネラルがないと働きません。まだ日本ではビタミンとアミノ酸、タンパク質が重視されがちですが、一番大切なのはミネラルとバランス、その質なのです。
タンパク質やアミノ酸が重要ではないということではありませんが、現在はタンパク質は過剰摂取のほうが問題となりがちなのです。そのためビタミンやミネラルを重要視した方がよいのです。
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▼書籍紹介 |
杏林予防医学研究所所長
山田豊文著書
医学博士(分子栄養学)
有名プロスポーツ選手や芸能人の食生活指導も行っている。 |
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