食事 食べ物と健康 美容
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食べ物は私たちの健康に密接に関係しています。それは単純に私たちの体は、私たちが食べたものからできているからです。さらに私たちの体はミネラルやビタミンなどの栄養素によって、体の機能を動かして生きているのです。
体はアミノ酸を材料にタンパク質が合成されます。その際にもミネラルやビタミンの働きが必要です。(タンパク質を摂取してもそのままタンパク質にはなりません)
ですから、栄養のバランスが崩れると、私たちの体はきちんと作られません。きちんと働いてくれません。だから健康に影響するのです。
栄養が足りない、バラナスが悪いという事は、体がきちんと作られない、体の機能がきひんと働かないという事です。
これは健康だけではなく、美容、勉強、スポーツにも影響してくることです。肌のトラブルでお悩みの方、勉強やスポーツでよりよい結果を残したい場合、体が健康であることがとても大切です。
また、女性の場合、お母さんの栄養状態が子供に影響しますので、赤ちゃんの健康のためにはお母さんの栄養バランスが大切です。
では、どのような食事をすればよいのでしょうか。
健康によい食事は「まごわやさしい」と言われます。杏林予防医学研究所の山田豊文山博士の提案したものです。
まごわやさしいとは下記のような食事です。
ま |
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大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取に |
ご |
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ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に |
わ |
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わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に |
や |
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野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に |
さ |
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魚のこと。タンパク質、オメガ3脂肪、亜鉛の摂取に |
し |
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しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に |
い |
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じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に |
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このような「まごわやさしい」食事を心がけることをおすすめします。肌荒れや乾燥肌の方にもお勧めです。肌の形成にもさまざまな栄養素がバランスよく必要だからです。
反対に肌に必要な栄養素が不足すれば、当然、肌トラブルを起こしやすくなるのです。
白砂糖・添加物・脂物・揚げ物・肉類・牛乳は控えめに
意外にも乳製品や肉類は体に負担が大きく、健康に良い食品ではありません。消化、分解するときに、アンモニア、窒素化合物(活性酸素より強い酸化力で老化を進める)が発生したり、かえってカルシウムを必要とするために、体のカルシウムをたくさん消費してしまうなど、からだに負担がかかります。
たしかに牛乳には、カルシウムやタンパク質は豊富に含まれていますが、いくら栄養素が豊富に含まれていても消化、吸収できなかったり、分解時に体に負担が大きくなるのでは意味がないのです。今までの栄養学ではそこまでわかっていませんでしたから、仕方がないのですが、今はもうそのようなことがわかっていますから、今後は牛乳も体に良くない嗜好品となっていくでしょう。
さらにハムやソーセージの場合、多くの製品に含まれるリン酸塩などの添加物がカルシウムを体外に排出させてしまいます。
たんぱく質のもとになるアミノ酸やカルシウムは大豆やゴマ、お米にも含まれています。玄米は完全食とも言われ、ほとんどの栄養素が良いバランスで含まれています。
ただ、消化が悪いのでよく噛むことが大切です。また、農薬の影響を受けやすいので無農薬栽培のものをお勧めします。
市販のジュースやスナック菓子は控えましょう。白砂糖や添加物、油分が多いためです。とくに油分は酸化しやすいものが多いです。酸化した油分は体内で過剰な活性酸素の発生原因となります。
今は市販品でも無添加系のお菓子なども増えてきていますので、そのようなものを選びましょう。お子さんは要注意です。
食品に含まれるミネラルやビタミンなどの栄養素は、栽培される土地などの条件に左右されます。化学肥料栽培が増加するとともに、野菜に含まれるビタミンなどの栄養素が減ってきているのです。
基本的に無農薬、有機栽培、無化学肥料栽培、無添加食品の方がよい条件になるでしょう。添加物や農薬などの化学物質は、栄養素をからだの外に排出してしまうこともあります。
また、旬の食べ物が良いですね。旬の食べ物は栄養素も多く、元気です。生産者にもよりますが、農薬などの使用も少なくてすむようです。
・精製された食品よりも精製されない食品
白い白米や小麦粉はミネラルやビタミン、アミノ酸など栄養素豊富な部分が精製されて、かなり少なくなっています。
白米よりも玄米、白い小麦粉よりも全粒粉がよいでしょう。ただし、これらは消化はよくないので、よく噛んで食べることが大切です。よく噛むことは、消化酵素がでてきます。
この酵素には有害物質の吸収を阻害する働きや活性酸素を消去する働きがあるので、消化だけではなく健康全般に効果があります。
よく噛むようになるという意味でも玄米はよい食品です。
食事の改善が難しい場合は良質のサプリメントや健康茶の摂取も良いでしょう。
▼健康によい食べ方
健康に良い食事は、ただ食べるだけでは意味がありません。よく噛んで食べるようにしましょう。消化、吸収しやすくなります。しっかり消化しなければ、食べ物に含まれる栄養素もきちんと吸収できないからです。
よく噛むことで食物を細かくするだけではなく、消化を促したり活性酸素を消去する酵素を含んだ唾液がでてきます。
よく噛まないと消化が悪くなりますが、ほかにも消化が悪くなることがあります。それは「早食い、食べ過ぎ、冷たい飲食物の摂取、腸内細菌のバランスが悪い場合」です。腹八分目といいますが、きちんと消化するための昔からの知恵なのでしょう。
消化が悪くなると、免疫力の低下やアレルギーの原因となります。食べ物アレルギーはたんぱく質がアミノ酸まで消化しきれないで、たんぱく質のまま腸から吸収、体内の血管に入ることでおこります。
たんぱく質は消化されアミノ酸に分解され、それから吸収されるはずなのですが、消化が悪くアミノ酸にまで消化されなかったたんぱく質がそのまま体内にたくさん入ると、体の免疫により異物と認識され、アレルギーを起こすのです(遺伝ではない場合)。
このような視点から考えるとアイスやジュースは白砂糖も多く、さらに冷たいのでできるだけ避けたほうが良いですね。
野菜はサラダも温野菜も、それぞれに良さがあります。新鮮な生野菜にはビタミン、ミネラルだけでなく、消化を助けたり毒素を排出してくれる酵素もたくさんあります。酵素は熱に弱いので生の食べ物からしか摂取できないのです。ただし、あまり冷たく冷やしすぎると冷えますのご注意を。
※市販の果物ジュース、野菜ジュースは加熱殺菌しているので酵素が含まれないものが多いです。
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